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 2020年1月24日、TRCTのKenとJanice、メルール村のDavid、ミクロネシアカレッジのElijanとSalven CMが、メルール村沖に設けられたナマコの養殖場で、夜間のナメコ収集作業を行いました。これに、エコプラスの大前と後藤が同行しました。

 晴れて明るい夕方、船で現地に着いた私たちは、暗くなるのを待ちました。夜になると、それまで砂に潜っていたナマコが出てくるというのです。水深は1m前後、大人の胸ぐらいの深さです。約100m四方を網で仕切って養殖場が設置されていました。

 網の中に入って、頭を水の中に沈めます。私はジャニスとペアになって、水中ライトを持つ係となりました。海底を照らしても、なかなかナマコは見つかりません。細い葉を持った海藻が繁っていて、その根本にいるナマコはなかなか見つけられません。砂を巻き上げると視界が悪くなるので、そーっと歩き、静かに潜らないといけません。

 その中でジャニスは、次々にナマコを見つけていきます。びっくりする早さでした。後で聞いたところ、3年前にプロジェクトが始まった時には、彼女はこわくてナマコを触ることもできなかったそうです。

 4時間の作業で捕まえたナマコは、686匹にもなりました。数を数えたあと、ボートで移動しながら、ナマコを浅瀬の藻が生えた場所に放流しました。

 この作業は、養殖場のナマコを全て捕まえ、放流することで一区切りとなります。すべてのナマコを捕まえて放流し、仕切りの網を修理して次の養殖プロジェクトを始めるのだそうです。

 大変な作業でしたが、夜の海の上で見上げた星空は、とってもきれいでした。

(ECOPLUS/TRCT 現地ボランティアスタッフ 後藤はるか)