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Month: February 2016

Yap Dayを通してみる伝統継承

ヤップデイでの踊りの様子

ヤップデイでの踊りの様子

昨年から早稲田プロジェクトと関わるようになったYap Dayについて報告します。2月29日~3月1日に開催され、私たちは29日の10時半~13時半、1日の夜(メンズダンスのみ)に参加しました。

Yap Dayは、若い世代に伝統文化を継承していくために始められたものであり、観光客相手ではない。そのためタミルで開催された昨年は、すべてローカルなものにこだわっていた。水道の蛇口をはずし、ライトを使わずに火をつけ明かりを灯し、なによりも伝統衣装でないと入ることが出来なかった。

今年は、圧倒的に普段着が多く、電気をたくさん使い、昼に食べた弁当もローカルフードは少なく、大量のプラスチックボックスが捨てられていた。

観光客であろう人もちらほら見られ、日本人もざっと20人程来ていた。前回訪れた時も、伝統的なダンスがコマーシャル性を帯びてきていることを嘆いている方がいらした。ヤップのダンスは対外的なものではない。南の島々には多くの伝統や文化があった。その島々が観光地化を背景に伝統的な生活や文化を失ってきた。観光地化や商業的なにおいが感じないところには。伝統が残っている。

過日訪れた隣国パラオは、現代的な空間ばかりになり、中国人と日本人の街のようであった。ホテルやレストランは中国系のものばかりが立ち並ぶ。観光地化の現実であると感じた。Yap Dayを通して、ダンスだけではなく、伝統継承とコマーシャル性という二つのバランスは、これからのYapでは慎重に考えていくべきものと思った。

新規役員が村の代表者からの選挙で選ばれました

 

The representatives from villages voting for new board members.

11の村からの代表者が投票をしています。1つの村からの代表者が欠席したので有効投票者数は10人でした。

The result of the election.

それぞれの役職について候補者名を投じた結果です。

2月26日、TRCTオフィスにおいてTAMIL地区の村の代表全員が集まり、president(会長), Vice-president(副会長), Treasurer(会計), secretary(秘書)を選出する選挙が行われました。投票の結果、会長にGaarad氏が、副会長にMarbey氏が、会計にHenry氏が、秘書にPitmag氏がそれぞれ選出されました。

候補者は村の代表12人の中から自由に選択式です。それぞれの4つの役職に自分以外の名前を1人ずつ記名投票していくという仕組みでした。

New Board Members Elected

election_result TRCT_election

On February 26, The election for the board members was held and Mr. Sean Gaarad was elected as the president of TRCT. Vice President will be Marbey, Treasurer will be Henry, and Pitmag will be Secretary.

The election was held by all representatives form villages of the Tamil and each representative vote the names for four positions. Official announcement will be followed soon.

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